一般長編作品の概要と出演者に望むこと

6月9日の制作発表記者会見の資料から、一般長編作品概要と出演者に望むこと、を掲載します。

タイトル: 銀河鉄道の夜へ
原作: 宮沢賢治  脚本・演出: 平葭健悦

ストーリー ;
天の川が美しく見える夜。銀河のお祭りである星祭りの日にジョバンニはカムパネルラと一緒に銀河鉄道に乗ります。キラキラ輝く天の川のすぐそばを走る銀河鉄道の中で、ジョバンニはいろんな人たちに出会います。学校では「ラッコの上着まだかい?」とイジメられるのですが、ここではいじめる人は誰もいません。どこまでもどこまでもいっしょに行こうと言うジョバンニ。しかしカムパネルラとの別れは突然やってくるのです…

出演者に望むこと;
舞台を創るには色々な人が必要です。出演者、裏方。果たして自分にやれるかどうか?という疑問はあるかもしれませんが、それはやってみないと分かりません。
今回の「銀河鉄道の夜へ」では出演者20名以上を予定しています。それにスタッフが加わると30名以上の人数が必要となるわけです。楽観的な考え方の持ち主だけが集まれば楽観的な舞台が出来上がるでしょう。ただそれに少し悲観的な考えの持ち主が加われば、出来上がる作品にある種の深みが生まれるかもしれません。ですから出演者プラス裏方の人たち、千差万別な考え方の持ち主、いろんなキャラクターが集まってこそ素晴らしい作品が完成すると考えます。
舞台で歌いたい人があれば歌うシーンを作りましょう。踊りが得意で披露したければダンスのシーンを取り入れましょう。ただ黙っているだけでそこに居たければ沈黙のシーンを作りましょう。音楽が好きな方には生演奏をしてもらうことになるかもしれません。作曲してもらうかもしれません。音響オペレーターとしてスタッフも必要です。衣装も作る必要があります。役にあったメイキャップも必要です。小道具や舞台装置を製作する必要だってあります。演劇には様ざまな関わり方があり、ここでは必要でない人材は居ないのです。
人には人それぞれの歴史があります。それぞれの境遇があります。それぞれの「違い」を持ち寄って、ひとつの演劇作品を共に創りましょう。芝居やるべし!ご応募お待ちしております。

作品について;
宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」を脚色し「銀河鉄道の夜へ」とタイトルも新たに、はちのへ演劇祭のために創作するオリジナル作品です。
(ちなみに。水戸市内およびその近郊のアマチュア劇団を集め水戸芸術館で開催された【シアターフェスティバル水戸’96】において「ジョバンニの夜」(脚本・演出: 平葭健悦)として上演された脚本を、はっちシアター用に改稿します。)原作は第4次稿(通称ブルカニロ稿)を使用します。

演出者として思うこと;
私自身、八戸で演劇を上演することは久々の経験になります。
幻想第四次の銀河鉄道は無限大の宇宙を、北から南へ走ります。無限大の記号 ∞ は視点を変えれば 8 になり、「銀河鉄道の夜へ」の漢字を取り除けば「のへ」が残ります。
八戸のはっちシアターで八戸市民が創り出す舞台。無限大の可能性を秘めた「はちのへ演劇祭」。演劇文化の革新の花が北の街、八戸の夜空に咲くことを確信しています。

(文責 平葭健悦)
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by 8engekisai | 2012-06-10 00:14 | 演出ノート